●ひび割れ ●剥がれ
●カビ・藻・コケの発生 ●チョーキング
ひび割れ(クラックとも呼ばれる)は、建物の構造により原因が異なってきます。
温度乾湿の変化による膨張や伸縮を繰り返しひび割れが生じたり、地震など外力による揺れや、不動沈下等もひび割れを引き起こす原因になります。
また鉄筋コンクリート建物の場合、ひび割れから水や大気中のガスなどの侵入によりコンクリートを中性化し、鉄筋まで中性化が進めば「爆裂」を引き起こす可能性が大変高いです。
早急な塗り替え工事を行う必要があります。
長年に渡り、紫外線や排気ガスなど大気中の汚染物質にさらされ塗膜表面がの劣化が原因で塗膜剥離を起こします。
その他、前回の塗り替え工事の際に十分な高圧洗浄が行われていない可能性も考えられます。
カビや藻・コケの発生のしやすい場所は日光の当たらない、常にジメジメした場所、主に北側に面した外壁や軒天に多く発生します。
また塗料に含まれている防カビ・防藻剤の効力が無くなった塗膜にも発生しやすいです。
このようなカビや藻などの汚れは、比較的塗り替え工事を急がなくても建物の腐食には大きく関係しませんが、建物内にダニが発生しシックハウス症候群など人体に影響する恐れがあります。
外壁を手で触ってみて、手に白い粉のようなものが付着する現象をチョーキング現象といいます。塗り替え工事の一番の塗り替えサインがチョーキング現象です。
初期症状としては紫外線や酸性雨などにより塗料の樹脂などが分解され変色・色褪せていきます。そのまま進行していけばチョーキング現象となります。
特に紫外線の強く当たる部分や経年劣化した塗膜などででチョーキング現象がみられます。
鉄部のサビが進行すれば、腐食や折れ、穴が開いてしまったりとさまざまなトラブルが出てきます。
木部は雨水や湿気を受けて経年劣化で塗装が剥がれ、腐食が進むと雨漏りの原因となります。